乾癬という病い

このブログは、難治性皮膚疾患である乾癬という病いとともに生きる、一人の人間の記録です。

スポーツジム

トレムフィアの効果はまだみられない。むしろステロイドを塗らないと悪化していく状態だ。

だが私は念願のスポーツジムに通い始めた。

まず私はスポーツジムのような公共の施設で着替えをして運動するということをした事がないため、恥ずかしながらどんな更衣室でどういうシステムなのかという基本的な事がよくわからなかった。

前に温泉に湯治に行った時も温泉の入り方がよく分からずとても緊張した。なんせ経験がないのだから仕方がない。

今は人の目が少し気になるくらいに乾癬が体に出てきているので、ジムに行くのを少し躊躇してしまったが、兎にも角にも、基礎体力だけはちゃんとつけないと新しい仕事にも就けない気がして、思い切って通い始めた。

戸惑いながらもジムへ行き、受付を済ませ、人のいない隙に更衣室の隅っこであたふたしながら着替え、スタジオでヨガのクラスを受けた。

思っていた以上に私には体力がなく、45分間のレッスンがかなりキツかった。まわりの人達は全然辛そうに見えない。もはや汗というより冷や汗が溢れ出る感じになってしまった。

さすがにこれではマズイと感じ、出来る限りジムに通い体力作りをしようと決意した。

ヨガのクラスやマシンを使った有酸素運動、やはり身体を動かすのは本当に気持ちがいい。体と心は繋がっているから、体を動かすと自然に脳が刺激される。頭で考えるだけでは浮かばなかった考えが出てくる。そしてとてもすっきりした気持ちになるのだ。

分かってはいたのだが、働いている時は運動する余裕さえなかった。仕事だけで疲れ切っていた。

私は「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」という言葉が嫌いだった。本来の意味は違うらしいのだが、基本言葉通りの解釈で皆この言葉を使う。

醜い私の身体には健全な精神が宿らないと言われている気がして嫌な言葉だった。

でも運動をしているとこの言葉も一理あるなと思うようになった。体力が落ちたり病気になると心も弱くなるし、体力がついてくると何故かその分、心も強くなるような気がしたからだ。

人間には心と体があるのだから、やはり両方を動かさなければバランスが崩れてしまう。

この二つはきちんと連動している。それがはっきりと分かる。子供時代、スポーツが大好きだった頃の感覚がふっと蘇るのだ。思うように身体が動き、心も解放されていた子供時代の感覚を。

もし乾癬が寛解したら、ジムのプールやお風呂、サウナを利用したいと思っている。今はそれをとっても楽しみにしている。

どうかトレムフィアが効いてくれますように!

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