祈り
今年の夏の暑さは異常だ。
夏はいちばん苦手な季節。逆に冬が一番好きな季節だ。この好みは乾癬患者であることが原因だ。
冬は厚着をして肌を隠すことができる。だが夏に長袖とパンツスタイルだと本当にのぼせてしまう。しかし、どんなに暑くても隠さざるを得ない。私は夏のギラギラした暑さに恐怖さえ感じるほどだった。
だが今年の夏は自由だ。
出かけるのにも、ちょっとコンビニに行くにも、さっとTシャツとスカートを着て簡単に外に出ることができる。なんて楽なんだろうと思う。
基本的に色白で紫外線に弱い肌なので日焼け止めはしっかり塗るが、それでも夏に軽装で外に出て太陽の光を浴びることがとても気持ちよく感じる。
肌で季節を感じるという事がこんなにも人間的で自然で健康的なものだという事を私は知らなかった。そしてそれを知る事は私にとっては喜びだ。
普通の人が普通に感じている事を私も今更ながら知り、感じている。誰とも共有は出来ないが、ひとりしみじみとその喜びを味わっている。
これからもクリアな肌で生きていきたい。
それは祈りにも似た希望だ。
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