乾癬という病い

このブログは、難治性皮膚疾患である乾癬という病いとともに生きる、一人の人間の記録です。

条件

初診までの三日間、私は生物学的製剤に関して、インターネットで更に詳しく調べ続けた。

私が気にしていたのは、この治療による危険性より、この治療を自分が受けられるかどうかだった。

生物学的製剤での治療を受けられる人には条件がある。

基本的には重症の患者に用いられるものであるが、具体的には、今までの治療法では十分な効果がみられなかった人、また、皮膚症状が全身の10%以上(手のひら約10個分)にある人、などが挙げられる。

うん、大丈夫。私は条件を満たしている。

だからきっと生物学的製剤を使える。

きれいな肌になりたい。

きれいな肌にきっとなれる。

きれいな肌で生きてみたい。

どうかこの治療を受けられますように。

私は祈るように、何かにすがるように三日間を過ごした。

目の前のことしか考えていない自分に気がついていない訳ではなかった。

だが「乾癬のない肌」という希望が、あっさりと不安を打ち消していた。

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