乾癬という病い

このブログは、難治性皮膚疾患である乾癬という病いとともに生きる、一人の人間の記録です。

2回目の投与

乾癬の状態はほぼ変わらないまま、2回目のステラーラ投与の日が近づいていた。

最初の投与から4週。

私はすでに、別の製剤に変えてもらおうと思い始めていた。

2回目の投与日。

私は医者に風邪を引いた事、疲れやすくなった事、乾癬の状態が変わらない事、不安な心理状態である事などを伝えた。

医者はさらっと、もう少し様子を見ましょう、と言いながら2回目のステラーラを打った。

私は苛立った。そもそもこの医師は乾癬を得意分野とはしていない。生物学的製剤についても私に冊子を渡したくらいで詳しい説明もしていない。

でも、それは別にいい。必要な情報はこちらも十分に持っている。

ただ、ステラーラが効いていないと判断するのはいつなのか、他の製剤に変えたい場合はどうすればいいのか、そういう事を教えて欲しかった。

すると医師はまたさらっと、

じゃあそういうのは次回の投与の時、3ヶ月後に話します、と言った。

3ヶ月後? 3ヶ月この気持ちのままで待てというのか。3ヶ月後なんて季節まで変わっている。

本来なら最初にするべき説明を、3ヶ月後にするというのか。今話してくれればいいじゃないか。

私はその想いを口にはしないまま、診察室を出た。

医師を変えてもらおう。会計機で高額な治療費を支払いながら私は考えていた。

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