乾癬という病い

このブログは、難治性皮膚疾患である乾癬という病いとともに生きる、一人の人間の記録です。

兆候

14週を過ぎた頃、皮膚に変化がみられた。

手で触ると、赤く盛り上がっていた皮疹が少し平らになってきていた。

13週目と14週目の写真を見比べると明らかに赤みが引き、丸い皮疹の真ん中から正常な皮膚が少し見えてきていた。

効いてきかもしれない。

でもぬか喜びに終わるとツライから、少し冷静に経過をみよう、と思った。

前回の医師の言葉で、私から焦りはなくなった。

むしろ効かなくてもそれならそれで、まだ生物の選択肢はある。たとえ生物が効かなくても、また新たな治療法が出来るかもしれない。

自分に予防線を張っているのかも知れないが、素直にそう思うようになっていた。

15週目。

皮膚には明らかに改善がみられた。

自分で見ても、また写真で見比べても皮疹が小さくなってきていた。

乾癬と正常な皮膚の境目がわからなくなってきたのだ。

今まで皮疹が自然に消滅する時は、皮疹の真ん中からよくなってくるのが普通だったが、今は乾癬の外側、つまり輪郭からなくなってきている皮疹が多く見られた。

脚に関してはなかなか改善が見られなかったが、お腹と背中、腕、そして頭皮の乾癬の面積は確実に小さくなっている。

ステラーラが効いているな、と感じた。

3回目のステラーラ投与が次週に迫っていた。

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