私が乾癬を発症したのは5歳の頃で今から数十年前になる。 その頃、乾癬という皮膚病は全くと言っていいほど知られておらず、実際に日本では患者が少なかった。
当時私の症状は、町医者でただの湿疹として扱われた。 その後、小学校入学を前に家族は父の転勤により他県に引越しをした。
越した先の皮膚科で、私は乾癬と診断された。 親によると、医者からは「治りにくい皮膚病」と言われただけで、詳しい説明はなかったようだ。だから親もそのうち治るだろうと思っていたらしい。
だが私の乾癬は、耳の後ろから頭皮そして体へとジワジワと広がっていった。
顔と手を除いて、体のあらゆる場所に乾癬は発現した。
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