乾癬という病い

このブログは、難治性皮膚疾患である乾癬という病いとともに生きる、一人の人間の記録です。

健康診断

ステラーラ最初の投与から34週。肌は変わらず85%ほどの改善を保っている。

風邪やインフルエンザがとても流行っているが、今のところ私は大丈夫だ。

先日、会社の健康診断を受けた。

毎年私にとってこの健康診断はストレスだった。

なぜなら血圧、採血から始まりほとんど全ての項目で「あれ?この皮膚どうしました?」といちいち聞かれるからだ。

「乾癬という肌の病気で…」

「治療はちゃんとしてます?」

「はい。」

このやり取りをイヤというほど繰り返すのだ。

それに更衣室での着替えや、肌を隠しきれない検査服でウロウロと歩き回るのも人目が気になって結構辛い。

でも今年は違った。

検査服から出ている足や腕に乾癬はないし、どの検査項目でも看護師に皮膚を指摘されることはなかった。

なんだか「普通の人」になれたようで私は嬉しかった。

そして他にも体の変化があったことに気がついた。いつもガチガチだった肩や首、背中の凝りがなくなったのだ。

いままで慢性的な肩こりに苦しんでいた。

マッサージにも定期的に通っていた。…はずなのに、そういえば最近マッサージに行っていない。

乾癬が私の皮膚から消失し、皮膚を気にせず過ごす生活の中で、少しずつ体の緊張がほぐれてきたのかもしれない。

クリアな肌の自分に少しづずつ慣れてきている。

その事に幸せを感じる自分がいる。と同時に前の皮膚には二度と戻りたくないという思いが瞬間的に込み上げる。必死でその思いを搔き消す。

戻りたくないという想いは恐怖心へ繋がっていってしまう。今はマイナスな思考をしたくない。

生物が効いているのだから、今の肌を大切にして、出来ることを楽しみたい。

私は早速水着を購入した。

ジムへ行ってプールで泳ごう。

今年はやりたい事をひとつずつ実現していこう。

にほんブログ村 病気ブログ 乾癬へ
にほんブログ村